品質管理と生産段階での環境負荷低減
「GMP」を導入する
熊谷工場
アルビオンの製品は、埼玉県にある熊谷工場でつくられています。最新設備と万全の試験検査体制を整え、400名におよぶスタッフが一人ひとり責任と誇りを持って働いています。また品質保証水準をレベルアップするために、工場を丸ごとチェックする化粧品GMP※を導入、アルビオンならではの「こだわり」を工場にも注ぎ込んでいます。
- ※ Good Manufacturing Practices:化粧品の製造管理及び品質管理に関する技術指針に基づき、ガイドライン規格=ISO22716に従い、原材料の購買から商品の出荷にいたるまでの全工程にわたる製造管理と品質管理の実施(ソフト)と工場建物、製造設備、試験検査設備の配備(ハード)を備えています
アルビオン熊谷工場
品質・環境方針
- お客様の立場で、安心・安全・信頼いただける製品づくりに努めます。
- 全員参加で、自ら進んで日々の改善に取り組みます。
- 法令及び工場が同意するその他要求事項を順守します。
- 品質と生産性を向上して、廃棄物を低減、効率的なエネルギー活用で地球環境の保全を行います。
- 高級化粧品メーカーの一員としてふさわしい行動に心がけます。
制定年月日:2014年3月25日
株式会社 アルビオン 熊谷工場
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こだわりの詰まった化粧品づくりの現場
アルビオンの“高品質”へのこだわりが詰まった化粧品づくりの現場を、スキンケア製品ができるまでの流れに沿ってご紹介します。
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1STEP原料を受け入れる
資材倉庫に入るには二重ドアを通らなければならず、1つ目のドアが閉まるまで2つ目のドアは開きません。また「エアーカーテン」と呼ばれるジェット風が外に向かって吹いており、外部からの汚染物質の侵入を徹底して防いでいます。
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2STEP化粧品の中身をつくる
原料を秤量・混合し、バルクと呼ばれる化粧品の中身をつくります。できあがったバルクは容器に詰める前に、厳しく品質チェックされます。
機器分析
医薬部外品のバルクは製造された翌日に分析を行います。分析機器を使って、有効成分が規定された配合量通り含まれているかを測定し、製品の機能性を保証しています。
官能試験
官能試験では、訓練を積んだ検査員がpH、粘度、色調、肌なじみ、香り、泡立ちなどを自らの五感と機器を駆使して徹底チェック。化粧品の機能性、美容性、使用性を保証しています。
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3STEP容器に詰めて仕上げる
品質チェックを受けたバルクを容器に充填、包装して仕上げます。工場内は作業エリアごとに衛生ランクが定められ、バルク製造室や充填作業室など化粧品の中身が露出するエリアは衛生ランクが極めて高く設定されています。各作業エリアによって作業着も異なり、入室条件に厳しい規定があります。
完成品検査
包装エリアでは各ラインに1人検査員がつき、完成品の抜き取り検査を行っています。規格・責任表示、中身の色、内容量、外観に問題がないか、隅々まで丁寧にチェックします。
微生物検査
工場内で最も高い衛生度を維持したクリーンルームで、専門技術を持った検査員が原料からバルク、製品までのすべてにおいて微生物検査を行っています。製品から微生物が検出されないことが確認された製品のみ、出荷が認められます。
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4STEP出荷後もチェック
資熊谷工場では、生産した全製品のサンプルを一定期間保管し、出荷後も中身および容器に異常や変化がないか「経時試験」をしています。また品質保証部門より報告されるお客様の声に対し、研究部門と連携を取りすぐに解析、対応する体制を整えています。
熊谷工場の主な環境対策
熊谷工場では、地球や地域環境に負荷をかけない事業活動を継続して行うために、環境マネジメントシステムに関する国際規格「ISO14001」に準拠した仕組みを構築、積極的な環境保全活動の推進に努めています。工場周辺住民の方々には、「安心」「安全」「信頼」を感じて生活していただけるよう、徹底した周辺環境への配慮を行っています。
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都心に近く自然豊かな熊谷市
熊谷市は東京都心から70km圏内に位置しています。流域面積日本一の一級河川・利根川、埼玉県の母なる川・荒川をはじめ、大小多くの河川を抱え水に恵まれた肥沃な大地を有する自然環境豊かな都市です。

幻の魚が暮らす清流を守る
現在、世界中でここ熊谷の元荒川源流部の冷たくてきれいな小川にしか生息しておらず、幻の魚と呼ばれる「ムサシトミヨ」(トゲウオ科・トミヨ属)の生息地としても知られています。「県の魚」にも選ばれるムサシトミヨを守るためにも、これからも環境対策に力を注いでいきます。