ALBIONIST
つむぐ、つなぐ。アルビオンの「人」と「仕事」
感性や経験値から正確性を追求
本物志向に徹した製品づくりに努める
2021年に入社し、原料やバルク(化粧品の中身)の分析評価など幅広い検査を行う熊谷工場・品質管理課に所属。主に商品の官能評価や物性計測を担当している。
(2025年9月取材当時)
私が働く熊谷工場の第一生産棟では、乳液や化粧水などを生産しています。原材料の投入からバルク(化粧品の中身)の製造・充填まで、完全なクローズ環境で生産することで、医薬品の製造が可能なレベルの衛生管理と品質管理を実現しています。また、最先端技術も導入し、搬送や投入を自動化することによって人の重労働を大幅に削減しています。例えば運ぶ・洗うなどの「人がやらなくてもできる仕事」は機械に任せ、その分、人には五感やスキル、ノウハウを活かす「人にしかできない仕事」に専念できる環境を整えています。
私は、製造直後の基礎化粧品の外観・使用性・香り立ちなどの官能評価や、粘度・比重・pHなどの物性計測を行っています。お客様が店頭でアルビオンの製品と出会う瞬間が素敵な時間になるよう、最高の状態で製品をお届けするために、一つひとつの商品に真摯に向き合い、細部にまで目を光らせながら丁寧に検査業務に取り組んでいます。
官能検査では、目標(お客様へお届けするに値する)品質をクリアした製品と比較しながら、あらゆる視点から製品を見つめ、向き合い、触れて、微細な違いを感覚のすべてを研ぎ澄ましながら見極めます。数値では表せない感覚的な判断が求められるため、日々の積み重ねによる経験と知識が重要です。機械では計り知れない、人の感覚や感性を磨くことの難しさを感じる場面も多々あります。
一方で、担当した製品が店頭でライトアップされている姿や、お客様が手に取ってくださる様子を見ると、自分の仕事が形になったことを実感し、嬉しくなります。直接お客様のお声を聞く機会は少ないですが、SNSなどで製品に対する反応を見かけると大きなやりがいを感じますし、頑張って良かったと心から感じます。
特に「FLARUNÉ」のリニューアル商品検査では、研究部・商品開発部・製造部門など多くの部署と連携し、何度も試行錯誤を重ねました。
長い時間をかけて完成した商品を、お客様に自信を持ってお届けできたことはとても嬉しかったですし、達成感も大きかったです。
これからも、アルビオンの製品を通して、スキンケアの時間が「1日のご褒美」になるような体験をお届けしたいです。私自身もアルビオンユーザーとして、化粧品が生活の彩りになることを願っています。これからも感覚を磨き続け、お客様に安心・安全で高品質な高級化粧品を届けられるよう、日々努力していきたいです。






