ALBIONIST
つむぐ、つなぐ。アルビオンの「人」と「仕事」
会社の健康管理の舵を取る
2011年入社。経営管理本部法務部・ウェルビーイング推進グループ所属。産業保健師として本社に常駐し、メンバーの健康サポートに従事している。
(2021年10月取材当時)
産業保健師として、メンバーと会社全体の健康管理を支援しています。どうしたら「社員が心身ともに生き生きと働き続けられるか」「企業にとっての生産性向上につながるか」。この点を常に意識して、日々仕事をしています。
具体的には、法的に定められた定期健康診断後やストレスチェック後の保健指導を行います。「健康管理」と言うと、社員個人の健康診断の結果を確認するようなイメージがありますが、保健師は個人の健康診断の結果だけではなく、アルビオンで働くメンバーの生活や労働環境をアセスメントして、どうしたらメンバーが元気に働き続けられるかをいつも考えています。1日を過ごす職場が、メンバーの健康を脅かす場所になってはいけません。常にメンバーに寄り添い、メンバーと会社にとっての最善策を医療専門家として判断して対応することを心がけています。そして何より、笑顔でいること! 「この保健師に相談してみたい」と思われる対応を意識しています。
ほかには、新入社員をはじめとする社員への健康教育、例えばビューティアドバイザー(美容部員)向けの腰痛予防セミナーなども保健師の業務です。最近は「健康経営※」という言葉もあり、メンバーの健康管理は経営にかかわる重要なテーマとされています。こうした健康な企業経営に向け、医療専門職として支援をするなど、会社の健康管理の舵取りを担う意識で業務に励んでいます。
私が所属する「ウェルビーイング推進グループ」は2021年に開設されましたが、心身ともに健康であるという、今までの安全衛生の視点のもう一歩先の「社員の働きがい」にも注目した組織だと思っています。これからは、アルビオンとして、法的に定められた健康面の管理だけでなく、メンバーの働きがいにも注目してより高い健康風土づくりを目指したいと思っています。私が入社した当時は、保健師の認知度も低く、相談に来るメンバーは多くありませんでした。しかし、一つひとつの事案に丁寧な対応をし、メンバー個人・組織・企業にとってなくてはならない存在になれるように心がけて活動した結果、今では気軽にお声がけいただける環境が整いました。この変化が、ウェルビーイングの組織化につながった背景だと思っています。これからも、メンバーの悩みや気持ちに寄り添いながら、より高い専門性を持った対応で会社の健康管理を支えていきたいと思っています。
- 従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること